バードマンのひらのたけしです。
デュポンTMコーリアンのキッチンカウンター割れ補修を行いましたのでご紹介致します。
デュポンTMコーリアンのキッチンカウンター割れ補修
作業前
ガスコンロ手前付近が割れています。
かなりの段差になっているので裏から補強が必要です。まずは、裏から補強し天板の段差をガンガン削ります。
作業中
自作トリマーで溝を掘ります。
こんな感じで一直線に溝を掘ります。
掘った溝にメーカーから取り寄せたデュポンTMコーリアンの類似共材をハマるようにカット。同じ天板が生産終了しているので、似た柄の物を用意してもらいました。(共材は事前にアトリエでテーブルソーを使いカット済み)
共材が4mmほど溝にハマるようにサンドペーパーで調整します。
共材を埋め込むためにメーカー支給の接着剤(シーム剤)を注入します。上記は接着剤を注入する際の専用ガンです。
接着剤はこんな感じの色をしています。
溝に接着剤を詰めてから共材を押し込みます。デュポンの接着剤はとても性能が良く、接着する物と物とを溶かして接着します。ですので接着部分の色違いが防ぎ易いです。
ここで1日放置し完全硬化させ翌日研磨します。
翌日、出っ張った部分をのこぎりでカット。
切断面はこんな感じです。
全体的に少し出っ張った感じでカット。
出っ張った共材を80、120、320、400、600番のサンドペーパーで削ります。使用するサンダーはミニサンダーで台座にはベニアを貼り付けています。
研磨終わりました。共材の色が違うのでこんな感じに継ぎ接ぎとなります。
作業後
見た感じ自然ですね。筆とスポンジ(ソフト)を使い着色しました。
本当は人工・人造大理石カウンターに塗装・着色することを好みませんが、共材の色がない場合は致し方なく塗装・着色します。ただ、剥がれる可能性が非常に高いので好みません。
まとめ
生産終了している天板に関しては共材がない場合は、埋め木補修(今回行った作業方法)を行った後に塗装:着色しますが、希望としては埋め木作業で終わりたいですね。
個人的に料理を作る場所なので塗装は、、と思います。
作業費用 100,000円(税別)
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リペアスクールを受講された方を紹介
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BIRDMAN 代表 ひらの たけし 神戸市在住
2018年で補修歴10年が経ちました。経歴がすべてはないですが、こんなに長く一つの仕事を続けられたことに自分でも驚いています。 これまで困難な現場をいくつも経験してきました。きっとお客様のお役に立てるかと思います。
補修歴10年ですので、床の補修・建具・人造大理石カンター・サッシ・ステンレスなのど多岐にわたって作業可能です。 また、賃貸物件・新築戸建て・マンションなど新築・中古物件どちらでも対応致しております。余談ではありますが、英語が得意なので、外国の方でも英語対応を致します。
2016年はヨーロッパからのご依頼をいただき、ロンドンでお仕事をさせていただきました。 将来的には海外に仕事の拠点を移し、幅広い分野で活躍したいと思います。
最後に、悩んでいる人の悩みを少しでも解消することがリペアマンの仕事だと思っていますので、困ったことがありましたらお気軽にご連絡ください。
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