バードマンのひらのたけしです。
年末に差し掛かってくると本当に建築業界って忙しい。この忙しさをうまいこと一年に散りばめて欲しいですw。でも、この妙な忙しさが来ると年末(繁忙期)だと感じて、すこしハイテンションになるのも事実なんですね。そんなことを感じている補修屋さんも多いかと思います。
今回ご紹介するのはステンレス流し台の打痕補修。ご依頼を頂いた時は「裏から叩けない場所にへこみがあるけどけど、ひらのさんできる?」とご連絡いただきました。
ぼくは溶接ができないので、へこんでいる箇所を裏から叩いて形を形成できないと、補修ができないんです。いろいろ表からへこみを持ち上げる道具を調べ、購入してみました。使ったことのない道具を購入。恐る恐る現場へ行き作業しましたので紹介します。
ステンレス流し台打痕補修
作業前
うっすらへこんでます。裏から叩けない箇所にへこみがあると聞いていたので、裏を覗くと、ちょうど骨組みのフレームがへこみ部分に被っていて叩けませんでした。
寝転んでカウンター裏を眺めていると、ビスを発見!4箇所ビス留めされていたので、とりあえず外してみると、なんとカウンンター部分がフレームから脱着できました。ラッキーですw。依頼者さんも脱着できることを知りませんでした。これで作業が上手くいく見込みが見えました。
へこみ箇所は斜めから見るとよくわかるんです。鏡面仕上げではなく、ヘアーライン仕上げのステンレスなので難易度はグッと下がります。
反対方向からライトを消して見ると、そこだけ影になっているように目立ちます。
作業後
真正面から見てもわからなくなりました。
斜めから見ても良い感じに仕上がりました。
電気を消して反対方向から見ても気にならない仕上がりです。
作業工程
① ヘコミを平らに板金します。金槌やポンチを使って平らにします。
②80番のサンドペーパーで出っ張った部分をゴリゴリ研磨。なるべくヘアーラインに沿って研磨。
③80番、100番、120番、220番、350番、400番、600番と番手を上げていきます。
④ある程度平らになったら、3Mの研磨パット400番ほどでヘアーラインを付けます。上下に擦る感じです。
抑えるポイント
へこんでいても、膨らんでいても、いきなり叩きすぎないことが大切です。少しづつ力を加えて形を形成します。叩いた跡は残りますが、最終的に研磨して消えます。勇気を持って研磨してください。
買ったけど使えなかった道具の紹介
グルーガンとスライドハンマーのデントリペアーセット。へこみを表から引っ張ろうと思いこの道具をアマゾンで1万円以下で購入しました。
グルーガンでピンをへこみに接着、スライドハンマーを引っ掛けて「パチン」とスライドさせて使う道具なんですが、全然使えませんでした。。接着が弱すぎて引っ張れないんです。今後の使い道に困る道具でしたw。
まとめ
本当に補修作業って現場に行かないと分からないことばかりです。そして使ってみないと分からない道具ばかり。実験あるのみですね。
今回の作業時間は1時間弱、ヘアーライン仕上げのステンレスなので難易度は高くなかったですが、これが鏡面仕上げだと、依頼を受けれなかったと思います。
今後、鏡面仕上げもできるようにチャレンジしたいと思います。
料金 30,000円(税別)
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Vlogや作業風景のダイジェストを投稿しています。
リペア作業動画を有料でレンタル販売中
バードマンでは実際にリペア工程を動画教材としてVimeoから動画レンタル販売しています。購入システムもありますが、現在はレンタルのみとなります。
再生を押すとダイジェストが見れます。
その他の依頼が多い事例を紹介
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「補修の件」と言ってもらえれば分かります。ラインでお気軽にご連絡ください。
BIRDMAN 代表 ひらの たけし 神戸市在住
2018年で補修歴10年が経ちました。経歴がすべてはないですが、こんなに長く一つの仕事を続けられたことに自分でも驚いています。 これまで困難な現場をいくつも経験してきました。きっとお客様のお役に立てるかと思います。
補修歴10年ですので、床の補修・建具・人造大理石カンター・サッシ・ステンレスなのど多岐にわたって作業可能です。 また、賃貸物件・新築戸建て・マンションなど新築・中古物件どちらでも対応致しております。余談ではありますが、英語が得意なので、外国の方でも英語対応を致します。
2016年はヨーロッパからのご依頼をいただき、ロンドンでお仕事をさせていただきました。 将来的には海外に仕事の拠点を移し、幅広い分野で活躍したいと思います。最後に、悩んでいる人の悩みを少しでも解消することがリペアマンの仕事だと思っていますので、困ったことがありましたらお気軽にご連絡ください。
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