出張

「海外進出」イギリス・ロンドンでの自分の力とは

バードマンのひらのたけしです。

海外からのご依頼を頂きました。現場はイギリス・ロンドンです。そしてロンドンへ行って来ました。余談ですが、イギリスでは補修屋・リペアマンのことをマジックマンと言うそうです!

作業現場はロンドン中心部のメイフェアというエリア。このエリアには高級ブティッグが並ぶエリアで、東京でいうと銀座ですね。

日本から補修屋さん呼ぶって事は、相当な破損ぶりなんだろうと思い、腹をくくって行きました。

重圧の中の補修作業を紹介します。

場所現場

依頼内容

店舗を建設中に、設置してあった足場が崩れ什器などが破損したため補修依頼を受けました。下記に補修画像があります。

ロンドン 補修箇所の紹介

作業前

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補修部材は全て方向変色するモノばかりそして手持ちの道具は限られました。飛行機で空輸出来ないモノばかりなので、いつもと勝手が違いました。

大きな補修箇所だけ抜粋して紹介したいと思います。実際に補修した物は、什器(棚)・床・壁のパネル。上記の画像は衣装を展示する棚です。室内に足場を組んでいたものが崩れ、その際にガッツリ割れたそうです。

 

作業後

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筆のみの作業なのでこれが限界かと思います。現場での評価は高評価でしたが難しいですねこの部材。

 

作業前

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これは、天井の部材です。溝が要らないんですが溝ありの部材になっています!この溝を消してほしいと言う内容です。

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横一線に溝がありますね。

 

作業後

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この手の着色は簡単です!時間をかければ上手く隠蔽できますし木目も多いので補修箇所がわからなくなりますね。

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横一線の溝がなくなりました。良い感じに仕上がりましたね。

 

作業前

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オイルステインで塗装された床の傷です。手持ちの材料が底を尽きかけている中での作業でかなりキツかったです。しかも23時にこの傷補修に着手、モチベーションを上げて行きました。

 

作業後

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床が黒いのでどうしてもスプレーのモヤが出てしまいましたが、現場での評価は問題なしでした。

動画でロンドの体験をお話ししています。




 

ロンドンでの体験記

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ロンドン到着の翌日は、仕事道具の調達と現場調査する日になっていました。ホテルから現場まではグーグルマップを頼りに行きました。

建設中の建物が見えたので、あそこだと思い恐る恐る近づくとアジア系の人が外に立っていました。英語で話しかけると「are you Takeshi」と声をかけられ建物の中に連れて行ってくれました。

現場内での国籍豊かさに驚きました。メーカースタッフはイタリア人・大工さんもイタリア人(10数名)・電気屋さんはイギリス人・現場監督は香港人・補修屋は日本人・清掃スタッフはヒスパニック系の移民でした。

現場の新規入場と自己紹介も早々に済ませ現場監督と英語で打ち合わせです。「どこまで補修箇所が仕上がるか」「どれぐらい時間が必要か」などを伝えました。

ロンドン市内で道具の買い出し

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現場内を見て回った後は現場監督と一緒にロンドン市内にある小さな建築道具を売っているお店へ買い出し。思いの方かお店が小さい。

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安全靴、木工パテ、ドライヤーなど、品揃えは良かったですね!安全靴の履き心地は最悪でした。(笑)アシックスの安全靴に慣れているので他のが履けないです。買い出しが終わったら現場に戻り購入した木パテがちゃんと硬化するかテストをしました。

すると、3分ぐらいで硬化が始まり10分もせずにガチガチになりました。これは驚きです!日本でも使いたい商品です。

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メインで使用するスプレー類ですが「ケーニッヒ」イギリスの代理店で購入。ネットから購入したものをロンドンに住む友達(台湾人)の家へ送ってもらいました。その後、台湾人の友達がスプレー類一式とその他(溶剤、ガス缶、ガスバーナー)をホテルまで持ってきてくれました。

 

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トーチやガス缶・溶剤関係は空輸できないのでイギリスのアマゾンで購入しました。やはりアマゾンはどこへ行っても便利ですね。

思った以上にロンドンが寒かったのでロンドンのユニクロへ行き適当なジャケットを購入。でもロンドンのユニクロでジャケットとパンツと靴下を購入したら7000円程になりました。

外国の建設現場と日本の建設現場の違い

すべてが一概にとは言えないですが、外国の建設現場で驚いたことは、重要なポストに女性がいることです。

管理人の依頼主(香港の建設会社)のリーダーは女性でした。その下に二人(男性)の部下を連れていて、みんな彼女の指示のもとに働いていました。

そして、イタリアの店舗の在中スタッフ3人(イタリア人)も女性でした。彼女達も店舗内での指示をたくさんのエンジニアに出していました。もちろん全て英語です。

日本ではこんなに女性を建設現場で見ることはないです。店舗現場だからこんなに女性がいるのかな?と思いましたが、違うでしょね!

日本はまだまだ女性と男性って言う性別で線を引いている部分が多いと感じました。

海外で働いて面白いと感じたこと

海外での作業は全てが新鮮で楽しかったです。その中で一番面白いなと感じたことは、自分の持てる技術と語学で海外で働けたことがとても爽快でした。

後は、みんな自由だなと感じましたね。他の職人さん達が自由過ぎて工期が遅れたり現場が汚いってことも言えるんですが(笑)良い意味で決まりごに縛られずワイワイ楽しくやってました。安全管理者の人がすごくカリカリして怒っていたんですが、みんな気にしないんで働いてましたね。

建設現場の仕事って「汚い・キツイ・危ない」ってイメージあるので、若い人がやりたくない職業のトップかと思います。でも、楽しく、黙々と働いて、時には「ハレル〜ヤ〜」ってイタリア人の大工さんが歌い出すとか、笑えました(笑)

心のそこから「ええな〜」って感じました。

最終日はイタリア人の大工さんグループと香港スタッフとピザを食べに行きました。動画があるのでご覧ください。

まとめ

こんな機会をもらった事にとても感謝する1週間でした。

日本を代表する気持ちでやれたと思います。日本には数え切れないほどの補修屋さんがいますし、もちろん実力や知識・経験が豊富な人なんて五万と存在します。その中で僕がロンドンで仕事が出来たことに幸感謝します。

そこで、自分しか出来ない仕事ってなんだろう?と考えた時に、英語が話せる補修屋だと気付きました。目標は海外で通よする補修屋・リペアーマンですね。できないことが沢山ありますが、一つ一つステップアップしていきたいと思います。

最後に、自分が20代の頃、外国ざんまい・旅ざんまいな時を過ごして来た事に「あれが生きたんやな」と確信が持てました。ちゃんと働いてなかったですが(笑)。

最後に僕が働いだ現場の完成画像です!日本に帰って数日後に完成したそうなのでFacebookページをアップします。

海外出張費 内容
渡航費用 相談の上フライトを決る。
材料代・輸送代 現地調達する物、事前に輸送が必要なものがある場合は相談をしながら材料を集めます。
宿泊費 現地の相場にあった価格。
移動費 作業を行なっていない移動日  1日25,000円(税別)
作業費 現地単価を参考にお見積書致します。

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海外に出て得た能力

・外国語が話せるようになった。

・どんな状況でもコミュニケーションが取れる。

・自分一人で外国に行く用意ができる。(航空券・宿の手配)

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連絡先
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「補修の件と言ってもらえれば分かります。ラインでお気軽にご連絡ください。

       BIRDMAN 代表 ひらの たけし 神戸市在住

2018年で補修歴10年が経ちました。経歴がすべてはないですが、こんなに長く一つの仕事を続けられたことに自分でも驚いています。 これまで困難な現場をいくつも経験してきました。きっとお客様のお役に立てるかと思います。

補修歴10年ですので、床の補修・建具・人造大理石カンター・サッシ・ステンレスなのど多岐にわたって作業可能です。 また、賃貸物件・新築戸建て・マンションなど新築・中古物件どちらでも対応致しております。余談ではありますが、英語が得意なので、外国の方でも英語対応を致します。

2016年はヨーロッパからのご依頼をいただき、ロンドンでお仕事をさせていただきました。 将来的には海外に仕事の拠点を移し、幅広い分野で活躍したいと思います。

最後に、悩んでいる人の悩みを少しでも解消することがリペアマンの仕事だと思っていますので、困ったことがありましたらお気軽にご連絡ください。

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